2003年12月11日
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やさしいUML入門―Javaオブジェクト・モデリング 浅海智晴 ピアソンエデュケーション

Written By: 川俣 晶連絡先

 この本を最初に見たのは、今はもう無いサンブリッジテックユーという会社で、浅海さんが新しく出した本として、今はもう連絡が取れないと評判のMさんから見せてもらった時だったような気がします。

 その時は、UMLには全く興味がない、というより、ろくでもない立場に置かれた会社の経営に巻き込まれて正確には気に掛けている余裕がないという理由により、そのまま読むこともなく記憶の片隅に記憶だけを残して終わってしまった本でした。

 しかし、最近になって、話が噛み合わない事態を何とか前向きに解消したいという考えが起きて、それに加えて、覚悟を決めて食わず嫌いも解消しようと決心したため、UMLも勉強することに決めました。

 とりあえず、UMLでモデリングして、JavaとEclipseとRelaxer Eclipse Pluginを使って何かプログラムを書いてみることを最終目標としています。

 まだ決めているわけではありませんが、UMLに対する疑問を正しく解決するために、UMLの仕様書も買おうかと考えています。しかし、この仕様書はべらぼうに高い本ですね。標準仕様書は無料で落としてきて読むことに慣れた身にはつらい。

 (2003年12月11日15時54分頃追記。高いというのは、本屋で見た日本語訳の仕様書についての話のつもりでしたが、英語のものはOMGのサイトのここにあるというbiacさんからの厳しい突っ込みがありました)

 しかし、最近改めて思いますが、本当に重要な情報はタダではないようですね。IP接続回線とWebブラウザーがあれば何でも得られると思うのは現実的ではないです。そういう意味で、本屋に出かけていって、いろいろな本を見る必要もあるし、お金を出す必要もあります。何でもタダという世界観は是正されるべきですね。(自分の中にいつの間にか生まれつつあったタダ世界観を是正するという意味も含めて)

 この本も、2200円という貧乏人にはちょっと痛い値段ではありますが、たとえこれを買ったために1日ぐらい食えない日が出来ても、これは買って読まねばならないと思って買いました。これが覚悟というものですね。(おおげさ過ぎ……)

 しかも、薄目の本というのが良いですね。途中で挫折する確率が低くなります。

本書の感想編はこちらをお読みください